長岡京周辺を詰め込みまくりツーリング
京都府の大山崎町・長岡京市・向日市3エリアの神社3ヶ所にお寺6ヶ所とラーメン店を詰め込みツーリングしていきます

大山崎町の町名としては有名ではありませんが、歴史的にはすごく有名な場所で【山崎の合戦】があった場所です
山崎の合戦とは、石田三成が本能寺の変で織田信長に奇襲をしかけて天下を取ります
その話を聞きつけた豊臣秀吉が岡山から引き返し(中国大返し)、ここ山崎の地で合戦が行われ
豊臣秀吉は、ここから天下統一を果たします
ここにある山が天王山で山と淀川に挟まれた平地がほとんどない地域です
ここ一番の大勝負の事を『天王山の戦い』と言いますし、短期間で天下を取る事を『三日天下』と言い今でも使う言葉の語源となった場所です
歴史好きは訪れたい場所なのではないでしょうか?
話は変わりますが、名水でも有名な場所で県境を挟んだ大阪側の場所にサントリーの山崎工場があり
ウイスキーの山崎は、まさにこの地で製造されています
お酒好きは工場見学で訪れたい場所なのではないでしょうか?
またまた話しは逸れますが、大阪府と京都府の県境は府境とは呼ばないのかな?って思って調べたら『府境』って言葉もあるそうです
日本で唯一府境がある地域にもなります
天王山 宝積寺(ほうしゃくじ)
宝積寺からスタート
お寺へ行くすぐ手前の踏切で列車通過を待ってたらキティちゃん列車が通過、こんなんが走ってるって知らなんだ

坂道のずっと登っていくと広めの駐車場でトイレも設置されてます

駐車場からは、少し戻って仁王門の金剛力士像は重要文化財になってますね

本堂に向かっていく途中に三重塔で豊臣秀吉が、一夜で建てたとあります
山崎の合戦で秀吉が本陣を置いた関係のようです

亀の手水舎の水は止まってました

本堂は改修工事中で中で電動のこぎりや金づちの音がしてます

本堂の裏側には、何かがお祀りされてます

本堂に左側隣には、大黒天神

瓦の色がレンガ色なので、沖縄ぽいので屋根瓦に乗ってのがシーサーに見えます
さらに本堂の右奥にも何かがお祀りされていて、少し離れた場所には杖を持ったおじいさん

役行者ぽい感じもしますね、天王山に繋がった山系には役行者ゆかりの神峯山寺があるので、実際にこの辺りで修行されていました
池の中にお祀りされている神社もあります、これは弁天さまぽいですね

寺務所

御朱印頂きました

山崎城の御朱印もありますね

駐車場の桜の前で相棒を一枚

妙音山 観音寺(山崎聖天)
同じ山の尾根の反対側にありバイクで数分で天王山登山口があり、坂道を上ってすぐの所に観音寺への参道がある、門があるので時間外は入れないのかも

そこそこ急な山道を一番上まで上がると、これ以上は進入禁止とあるので、その手前に駐輪する

本堂へと進むと下からの急な階段が続いてる

観音菩薩をお祀りしている本堂と並んで聖天堂がある

説明文によると歓喜天こと聖天をお祀りしていて山崎の聖天さんと呼ばれ、住友家、鴻池家、三井家などの大商人の信仰を集めたとありますね
その影響で観音様も有名になったとあります
お堂の間に変わった花が咲いてました、何なのかな?
聖天さん

狛犬さんが筋肉隆々です

聖天堂とはなってますが、後ろ側にどう見ても神社様式の本殿があり、しかし拝殿ではなくお堂になってる、神仏習合のお堂ですね

急な階段を降りて仁王門を見てみます、力強い仁王さんです


寺務所は閉まってました
帰りに山門の鳥居の前で相棒をパシャ

お寺と神社融合してますが良いなら全部取り込もうって日本人の気質を覗くことが出来る、貴重な宗教施設だと思いました
小倉神社
ちょっと躊躇しながら、参道を進んでいくと制限速度10km以下と書かれているので進んでいけそう

ただバイクだとゆるい登り坂を10km以下では、フラフラするので走れない、、、
ロータリーになっている突き当りが駐車場でした

10段ほどの階段を上がると正面に、割拝殿

その先に舞殿があって

本殿があります

本殿の奥にいってみると
巨大な梁のような形をした木がお祀りされてる感じで屋根がついてます

その横には磐座・磁場波と書かれた石碑がありました、次回は磁石を持って訪れようと思います

昔からお山が御神体で後から神様が融合した感じですね
社務所で御朱印を頂いてる時のお話頂いてたら、天王山に座しているかと思ってましたが小倉山との事でした、それで小倉神社でした
御朱印頂きました

参道沿いに、天満宮、若宮。稲荷社などがお祀りされていて、龍王神社はちょっと空気感が違いました



歴史を感じる社殿や空気感が良かった
恵解山 勝龍寺
辰年の今年に訪れるのにはピッタリなお寺
住宅街の中にあります
境内に駐車するようになってました

清々しい空気感のお寺です
806年に弘法大師の開基なのでご利益ありそうです

すぐ横に春日神社が鎮座されてます

説明文を読むと、1174年建立とあるのでだいぶ後からで、弘法大師が守護の為の建てたのではないですね
寺務所は、ご自宅のインターホンを押します

御朱印は3種類ありました

境内には、弘法大師像やボケ封じ観音像

正勝大神が祀られてました、分からなかったのネットで調べたらお稲荷さん系が出てくるのと

正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命とめっちゃ長いお名前で天照大神の子で瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の父が出てくる
名前に日や穂が入っているので良い気候で稲穂が育つ的に神さまなのかな?
よく分からん、詳しいお方はお教え下さい
弥勒地蔵さまと石仏、お地蔵さんって子供のイメージですが大人のお地蔵さんでした、その後ろの多数の石仏があってかなり古い感じです

神社内に遊具があったりと地元に密着したお寺と神社って感じでした
長岡天満宮
菅原道真公が太宰府に左遷させられる時に、渡された木像から始まったので、ゆかりのある天満宮です
バイク駐輪場は、調べたら境内のコインパーキングの辺りに停めたらいいとなってて、動画もあったが結局どこに停めたらいいのか、分からないまま行ったのが失敗でした。
停めれそうな場所が分からないので、一旦止まったら斜面だったので立ち転け、、、、
斜面をズリズリしたのでカウルが削れてしまった

いきなり最悪なスタート
コインパーキングゲートの手前にあるバイクが通り抜ける事が出来る空き地に停めました
駐車場の中を抜けてい行くと、拝殿が見えてきます

天満宮と言えば梅だけど、あまり植えられてない
古くなった撫で牛さんは、劣化してるので撫でないでって書かれてます
可愛い撫で牛さんもいらっしゃいました

鳥居の方へ向かうと、階段になっていて意外と高台に鎮祭されてるのが分かります

写真を撮ろうと思ったら三脚立てて七五三?の写真を撮ってる方が居て、ずっと10分ほど並んでは位置を変えてやっていた
他人からネガティブな印象を受けるような行為で幸せが訪れるのかな?
拝殿は梅の彫刻が施されてますね

本殿は屋根が少し見えます

社務所で御朱印頂きました

兼務神社の御朱印あり

春日神社、角宮神社、走田神社、大歳神社、神足神社の5神社名前が書かれてました
摂社か末社では
稲荷神社

菅竜神、松尾竜神が祀られてました

菅原道真公と松尾大社に関係する竜神さまかな?
帰り参道を進んで通りの交差点で相棒を一枚

公園に隣接しているので広いイメージでしたが、境内はそんなに広くなかった
ミスターラーメン

店の前が広い駐車場になってます

ミスターラーメン(並)を注文

チャーシューではなくスライスした豚肉
たっぷりネギ
豚骨醤油ラーメンで、豚骨の味と風味が広がり後から醤油の旨味がきます
定番の京都の豚骨ラーメン味ですが、こってりでは無くあっさり京都ラーメン
パンチは無いですが、スープを飲み干せる優しいお味です
おじさんには、これがちょうど良い
麺はちょっと細めの中太麺でエッジが立っててます
ただ後半は、優しいお味なので味変した方が良いと思いました
柚子胡椒と豆板醤が置かれてます

スープまで完食です、ごちそうさまでした

大慈山 乙訓寺
住宅街にあるお寺で駐車場は、かなり広い

弘法大師ゆかりの寺となってます

表門のすぐ先に寺務所があり午前10時から午後3時となってますがが閉まってますね

きれいに清掃されていて、住宅街にあるのを感じさせない、良い雰囲気があります

本堂の説明文には、弘法大師と八幡神が合体した像が御本尊さまになってると書かれてます


さすが弘法大師ですね、御本尊さまになられてます
他には八幡社、三輪神社などの神社があり

何か分からない石仏さまもいらっしゃいました

寺務所は境内の右奥にありました
御朱印頂きました

向日神社
長い参道を進んでいく、事前に調べたら境内に停められるって書いてあったけど、本当に行ってもいいのか?ちょっと心配になりながら進むと、制限速度10km以下って書いてあるので通行可能ではあるみたい、少し登り坂になっているのでバイクでは10km以下だと走るのは技術がいります

参道は桜が出迎えてくれます
突き当りに駐車スペースがあるのでそちらに駐輪

拝殿前には立派な舞殿

重厚な佇まいの拝殿

本殿を拝見しようと回り込むと後ろまで行けました

そこに磐座的なのがあります

周辺は公園になっていて子どもたちが遊んでます
もっと奥に何かあるので行ってみると、石を積んだ塚みたいなのがあって、説明文を読もうとしたけど、古文調で書かれてて意味がよく分からなかった

勝山神変大菩薩 って名前だけ読めるけど、どなた様なのか分からなかったので帰ってから調べたら、役行者(役小角)でした

神社との関係を調べてみたけどよく分からん
こちらの御祭神が向日神、火雷大神で向日神社(上社)と火雷神社(下社)分かれていたのが一緒になった経緯があり
向日神(むかひのかみ)は稲作を伝えた神で稲荷大社の稲荷大神(いなりおおかみ)をお祀りしていると言う事は稲荷大社系で秦氏ゆかりかな?
火雷大神(ほのいかづちのおおかみ)は、賀茂神社の賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)をお祀りしていると言う事は鴨氏ゆかりかな?
だとしたら京都を支配していた両古代有力氏族が関係していた神社なのかな?とも思いました
御朱印頂きました

光明寺
交差点名が光明寺前になってます
入ってすぐの場所が駐車場

山門はそんなに大きくないが、門の先に見える本堂へ続く参道が広くてきれいに整備された石段がいい感じです

途中では桜がきれいに咲いてます

上まで上って振り返ると、結構の高低差がありますね

大きくて立派な御影堂

本堂ではなく御影堂と書かれてます
御影堂で御朱印頂きました

御影堂の左側に石段を降りていくと、数本きれいな桜が咲いてました

境内に八幡宮と熊野宮をお祀りしたお社が鎮座してました

山門からまっすぐに伸びる参道はきれいに整備されていて、落ち着いた雰囲気の別世界で穏やか気持ちになりました
立願山 楊谷寺
山沿いの住宅街を進み、高速沿いからの山道を5分ほどで駐車場が見えます
山門に近い場所はコインパーキングになっているようなので、バイクは駐輪できないと思い200m程手前の無料駐車場に停めました

横に長い駐車場なので、お寺に近い場所まで行った方が良いです(100mほど違います)
階段を上った先に山門があり、結構急な石段です

山門すぐの受付には誰も居て無くて、本堂左に受付があり入山料をお支払いします、境内の参拝順路を教えてもらえます
順路は、受付左に弘法大師の霊水があり、本堂に入る時に靴を持って参拝してそのまま、奥の院まで行って本堂横に降りてきます

弘法大師ゆかりの霊水、独鈷水(おこうずい)を頂きます、くせのない霊水でした


手水舎は花手水になっていて花手水発祥のお寺です、写真映えするようにハートから覗くようになってました

本堂には十一面観世音菩薩さま

そのまま廊下を進んで行くと、日本庭園になってます、時期的にちょっと鮮やかな感じはないけど、5月以降だとすごくきれいだと思います

建物内から絵画のように庭園を眺める事もできます
階段状になった廊下を進んで奥の院の手前に小さいお庭があって
水琴窟と書かれてます

やってみます
金属ぽいきれいな音色が聞こえました、以前聞いた音はもう少し低い音だったので同じ音色は無いのかもしれませんね
思った以上に長い階段を進んで行って奥の院の裏側に上がってきました
奥の院の仏様の扉は閉まってました

奥の院の裏側にある、眼力稲荷と愛染堂をお参りします

眼力って社名なので目の神様だと思い、最近老眼で見えにくいので少しでも悪くならないようにお願いしました
本堂の方へと降りていくと、小さな池がありモリアオガエル生息地となっているので、オタマジャクシが泳いでるか、卵が池の上の木に産み付けられてるか探したけど見つかりませんでした
本堂の真後ろに眼力稲荷大明神

説明文を読むと学問の神様でした、先見の明が授かるそうです
先ほど目が良くなりますようにお願いしたのは間違ってましたね
神様もそんなお願いされても、担当違うので、、、、って思われたことでしょう
さらに降りていくと弁天堂

美人祈願と書かれていて、奥にはリアルな人形が見える
確認すると淀殿と書かれてました
説明文を読むと、淀殿がこちらの観音菩薩を信仰されていて寄付も頂いていた関係から信者の方からの寄贈とありました
山門の辺りに下りてきました
映え設定せれたスポットが多数あります
窓の外の桜がきれいに映えるように、なった窓

反射がきれい映るようになった反射板(汚れててきれいではなかったが、、、)

ハートに抜かれた花手水
御朱印頂きました

おもてなしの心に溢れたお寺さんです
山門からの石段の途中にお不動さんと滝がありました

役行者の像もありました、つながったお山で高槻側には役行者ゆかりのお寺があるのでそちらも参拝予定です
長岡京市周辺を回りました
歴史があるエリアで西暦518年に弟国宮として都でその後にも長岡京も遷都してきてます
1500年も前から栄えていた場所にある神社、役行者や弘法大師ゆかりの寺、蓮如上人による念仏発祥の地
冒頭で述べた山崎の合戦の地でもあります
また人々が気さくで、どこから来られましたか?とかお声掛けも頂いたりと、おもてなしの精神もあるように感じました
とても居心地よく参拝できました


